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塗装技術の門

塗装・塗料をはじめとした内容を掲載したブログです。工業に携わる皆さまの調べものにお役に立ちたいと思っています。

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JISハンドブック 30 塗料 (30;2020)


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下地処理の重要性



塗装下地処理が適切に施されたかどうかが塗膜の防食効果と耐久性に著しく影響することはよく知られています。鋼材の表面には、油脂類、ごみ、赤さび、ミルスケール(黒皮)、海塩粒子、などの可溶性塩類、その他種々の汚染物が付着しています。この状態のまま塗装してしまうと、これらの汚染物が付着性阻害要因となり、さらに塗膜下腐食を促進してしまうので、塗膜の防食効果が十分に発揮されないことになりかねません。したがって、塗装に先立ってこれらの付着物を除去し、十分な下地処理を行う必要があります。

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ニッケルについて



ニッケルは中性環境で不働態となる金属ですが、あまり安定ではなく、海水中で孔食を生じます。ニッケルの特徴は濃厚な熱アルカリ、冷アルカリ(例えば50%水酸化ナトリウム)、溶融アルカリなどに優れた耐食性を持っていることです。このような特性は銀とジルコニウムを除きほかの金属には認められません。ただし、溶存酸素を含むアンモニアには耐えません。
 不働態化特性があるにもかかわらず、酸化性のある酸中で腐食してしまいます。その反面、非酸化性の酸にはかなりの耐食性を持っています。
 以上のように、ニッケルの耐食特性はほかの金属とかなり異なったものになります。

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アルミニウムについて



アルミニウムとその合金の中で、純アルミニウムが最も耐食性がよく、そのうちでもFe、Cuなど耐食性を阻害する元素が少ないほど耐食性が良好です。
 アルミニウムは室温のpH4~8.5の水中、あるいは一般の大気中で優れた耐食性を示しますが、塩化物イオンを含む水中で孔食やすきま腐食を生じます。特に共存するCu2+やFe3+は有害で、これらをわずかに含んでいても孔食やすきま腐食が促進されるので、上水や工業用水など微量の重金属イオンを含む水の配管には使用できません。蒸留水であれば問題ありません。海水中の使用は極めて限られます。
 両性金属であるためアルカリ性溶液中でAlO2-を生成して腐食しますが、耐食性を示すpHの上限が常温で8.5と低いのが特徴です。したがって、石灰や新しいセメント、コンクリートなどに接して腐食し、電気防食によるアルカリの蓄積にも注意を要します。

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