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塗装技術の門

塗装・塗料をはじめとした内容を掲載したブログです。工業に携わる皆さまの調べものにお役に立ちたいと思っています。

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JISハンドブック 30 塗料 (30;2020)


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内部壁用塗料の分類




 建築物内部には、昨今張り紙やクロス張りが増えてきていますが、壁用塗料の占める割合は依然と大きく、そのメンテナンスの容易さから、一般に水希釈性のアクリル及び酢酸ビニル系エマルション塗料が使用されています。また、場所によっては耐水性や耐薬品性のよい溶剤形の塩化ビニル塗料が使用されています。また、塗料の無公害化の研究にともなって、この溶剤形塩化ビニル樹脂系塗料に代わる水系つや有りエマルション系塗料や汚れにくく、汚れが取りやすい特殊アクリル樹脂系塗料や環境対応形水系内装塗料も脚光を浴びてきています。このような観点から、内部壁用塗料を体系的に分類すると次のようになります。

●エマルション塗料

 合成樹脂エマルション塗料は、塗装の際は水で適当に薄められ、火災、溶剤中毒などの危険がなく、塗装作業も安全で、内壁用塗料の主流をなしています。
 エマルション塗料は、一般の溶剤型塗料と異なり、塗膜を形成する合成樹脂の粒子が互いに溶け合うことなく混ざり合って浮遊懸濁している塗料で、エマルション樹脂が融着して塗膜を形成しますので塗膜性能を発揮するまでやや時間がかかります。特に高湿気、低温下や換気の悪い場所ではこの傾向が大きいです。

●アクリル系エマルション塗料

 酢酸ビニル系に比べて耐候性、耐水性、耐アルカリ性に優れていますので、高級着装用として、屋内・外を問わず使用されています。

●酢酸ビニル系エマルション塗料

 エマルション系ではもっとも古くから塗料化されたもので、アクリル系に比べて耐候性、耐水性等劣るものの、美装面と適度な価格から、主に内装用に使用されています。

●特殊アクリル樹脂系塗料(含みつや)

 壁用エマルション塗料は通常手垢などで汚れやすく、拭いてもとれにくいという欠点がありますが、この欠点をなくし、マジックやサインペンの汚れでも拭き取れる塗膜機能を有した塗料です。塩化ビニル樹脂塗料(つや消し)の分野である、学校や病院の内壁の新築や塗り替えの用途に、脚光を浴びています。

●環境対応形水系内装塗料

 シックハウス症候群対策として建材等から発生するホルムアルデヒド等の有害物質を吸着、固定化する塗料や、臭いがなく、有機溶剤(VOC)を含まない安全な塗料も開発されています。

●つや有りエマルション塗料

 塩化ビニル、アクリル溶剤形つや有り塗料の欠点を補うべく、近年誕生した塗料としてつや有りエマルション塗料があります。特に強溶剤による毒性、臭気、引火性の欠点を水系タイプにすることで安全面の作業性アップをはかることができます。

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アルキド樹脂塗料




 鉄建築物には必ずさび止め塗料を塗って保護し、この上にはとくに美装を目的として、主に合成樹脂ペイントが塗られています。
 古くは、天然の植物油であるアマニ油、大豆油、サフラワー油等の自然乾燥の力(酸化重合乾燥)を利用して油性塗料が塗られていましたが、合成化学の発達により、油の乾燥機能を利用して、これにある比率で無水フタル酸、多価アルコールを反応させ(縮合重合)て、油の乾燥の遅い欠点を大幅に改良した合成樹脂調合ペイントが出現しました。
 この合成樹脂は一般にフタル酸樹脂とかアルキド樹脂という名で呼ばれています。上記原料の比率を各種変えることでいろいろの異なった特性を持つ樹脂及び塗料が得られ、その特性に応じて若干使用用途が変わります。
 油の量が比較的多い系を長油性アルキド樹脂塗料(または合成樹脂調合ペイント)、中程度のものは中油性アルキド樹脂塗料(またはフタル酸樹脂エナメル)と呼びます。もう少し油量が減り、逆に無水フタル酸の量が増えてくると短油性アルキド樹脂塗料と呼ばれます。
 一般建築用には長油性アルキド樹脂塗料が標準的に使用され、鉄、木部に塗布されます。長油性の場合は油量が多いだけに、油の長所が生かされ、特に刷毛作業性、密着性、肉持ち感が良く、耐候性、乾燥性が油性塗料より優れています。
 中油性アルキド樹脂塗料は無水フタル酸が増え油量が減った分だけ、速乾性で塗膜硬度がアップし、また耐候性もよくなりますが、反面、刷毛作業性や密着性、肉持ち感が低下してきます。用途的には建築用と工業用の両分野へ使用されています。工業用としては、電気機器、車輌、農機具等幅広く使用され、塗装方法は刷毛よりもエアースプレー等の機械塗装が主体となります。
 短油性になると、油の含有量はかなり少なくなり、単独樹脂での酸化重合が低下するため、一般的にはラッカーや焼付用メラミン等の樹脂とブレンドされ、これら硬い樹脂の可塑剤的な趣旨で使用されています。

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建築用さび止め塗料



建築材料のうち、鉄構造物に対しては必ず腐食防止処理を施す必要があります。鉄は木やコンクリート素材と異なり、大気中の水分や酸素との反応性が高くて容易に腐食されます。いったん腐食されると鉄の内部までこの反応が促進し、ついにはボロボロの状態となって、鉄の機能をなくすことになります。したがって防食塗料を塗ってこの腐食因子を阻止し、半永久的に鉄の機能を維持するような処置をとることが必要となります。なお、さび止め塗料の詳細については、「さび止め塗装」のカテゴリーを参照してください。

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