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塗装技術の門

塗装・塗料をはじめとした内容を掲載したブログです。工業に携わる皆さまの調べものにお役に立ちたいと思っています。

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JISハンドブック 30 塗料 (30;2020)


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モルタル、コンクリートブロック、スレートなどの内・外壁部の塗り替えまたは補修塗装



(1)素地がブラスター、しっくいなどの場合、古くなって表面が粉化しているときは、そのままエマルション塗料を塗装すると付着性が悪く剥離しやすい傾向があります。
 したがってこのような素地に対して粉化した層を十分取り除き、壁の補修をしてから溶剤形のシーラーを塗装し、素地固めをしてから上塗を塗装するとよい結果が得られます。
 また、リシン等の劣化した旧塗膜塗り替えの場合は、死膜を十分に除去した後、相当する溶剤形シーラーで素地固めをして上塗塗装を行うとよい結果が得られます。
(2)シミに対する対策
 古い塗装などの塗り替えにおいて問題となるのはシミの対策です。シミは色素を含む液が素材より浸出してきて表面に出てくるか、または、空気中の油、蒸気、その他が壁面に付着して出来るもので、油溶性のシミと水溶性のシミがあり、古い壁、汚れた壁には水溶性のシミが多く見られます。
 一般に油溶性のシミはエマルション塗料のような水系塗料でよく止まりますが、水溶性のシミは溶剤形シーラーでシミ止めを行う方法がとられます。
 古い壁にはエマルション塗料用シーラーを塗装してシミ止めを完全に行ってから上塗を塗装してください。
 非常に古い塗壁は素材からのアルカリ成分の浸出がほどんどないため、水溶性のシミに対しては油性塗料、アクリル樹脂塗料、合成樹脂調合ペイントの塗装系で仕上げることもできます。
(3)かびに対する対策
 風呂場、台所、醸造工場等の内部では、多湿でありカビの発生が多くみられます。この場合かびをワイヤーブラシやタワシでかき落とすか、塩素系の薬剤で漂白殺菌します。水洗いして被塗面を十分に乾燥させたのち、防かび効果のある塗料を塗装します。

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金属部の塗り替えまたは補修塗装



●鉄部の塗り替えまたは補修塗装

 鉄部の塗面は風雨その他に曝露されると表面から風化され、塗膜の比較的薄いところ(突起部、ボルト頭)、構造上腐食条件の厳しいところ、外傷を受けやすいところ、前回塗装時の素地調整の不完全なところ等から、フクレやさびが発生してきます。さびの発生がひどくなると、塗り替えどきはこれを完全にケレンする必要がでてきます。
 しかしながら、すでに建物に取り付けられた鉄製品のケレンは、化学薬品による化成処理や、サンドブラスト等の処理は行いにくく、スクレーパーやワイヤーブラシなどによって十分ケレンを行うことが必要です。

●亜鉛めっき鉄板部の塗り替えまたは補修塗装

 亜鉛めっきは塗膜の付着性が悪く、また塗装仕様選択の不備に原因する剥離の問題の他、補修塗装時期が遅すぎると亜鉛めっき鉄板そのものの腐食も起こってきます。この場合は、鉄部塗装と同様さび止め塗料を用います。

●アルミニウム部の塗り替えまたは補修塗装

 アルミニウムは比較的耐食性の強い金属ですが、ステンレスと同様、意外に腐食の問題で悩まされることがあります。一般にアルミニウム素地を生かしたクリヤー塗装を望まれる場合が多いですが、クリヤーとエナメルの耐候性は腐食性の違いからみて、アルミニウムのエナメル塗装が最良の結果が得られます。

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塗り替え塗料




 建築物の塗り替え工事は、建築塗装の目的が多くの場合美装を第一としているため、いきおい外観によってその塗り替え時期が決定されます。しかし、サッシ・屋根・外装材などの金属部分、屋外や湿気の多い場所に木材部分など、腐食しやすい箇所に対しては保護塗装としての定期的な塗り替えが必要です。
 塗り替え塗装に際して注意すべきことは、古い塗膜及び素地の状態と、新しく塗装する塗料が旧塗膜と同種または異種の塗料であるかの点です。
 古い塗膜の状態については特に付着性に注意し、旧塗膜が浮き上がっていたり、さびの発生が見られる場合には、その部分を完全に取り除く必要があります。
 また、旧塗膜と同種の塗料を塗装する場合は、旧塗膜及び素地の調整を十分行えば問題は少ないのですが、異種塗料を塗装する場合には旧塗膜が侵されないかどうかを確かめ、さらに新・旧塗膜相互の密着性、ワレ・ハガレを生じる危険性についても、事前にチェックする必要があります。その他特殊条件下においては、別途仕様を設定する必要があります。

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