エポキシ樹脂とアミノ樹脂は、加熱すると反応して強固な塗膜を形成します。アミノ樹脂としては、ブチルエーテル化した尿素樹脂、メラミン樹脂が用いられます。エポキシ樹脂とアミノ樹脂との配合割合は3:1,あるいは4:1程度で、焼付け条件もフェノール樹脂併用の場合よりわずかに低温で170~180℃で20~30分が適正条件になります。酸触媒を不揮発分に対して0.5%加えると焼付け条件はさらに低温になり、150℃30分くらいで硬化します。
尿素樹脂使用のものは比較的流展性が良く、可とう性に富み、メラミン樹脂を用いたものは、硬度が高く、光沢、耐薬品性にやや優れています。また、フェノールエポキシ樹脂塗料に比べて着色が少ないので白色ないし淡色塗料の製造が可能であって、洗濯機、食缶外内面用塗料などに使用されています。