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塗装技術の門

塗装・塗料をはじめとした内容を掲載したブログです。工業に携わる皆さまの調べものにお役に立ちたいと思っています。

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JISハンドブック 30 塗料 (30;2020)


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塗装乾燥装置に用いる脱臭装置



【問題】
塗装乾燥装置に用いる脱臭装置について、述べなさい。

【解答例】
 塗装乾燥装置の排気中には、刺激臭のある有害物質を含み、環境を汚染するため、公害対策上脱臭装置を取り付けて廃棄処理を行っているが、一般的に使用される排気装置には、直接燃焼法と触媒酸化法がある。

(1)直接燃焼法
 排ガスをアフターバーナーで700℃前後に加熱し、完全に燃焼分解させる方法で、排ガス炉その都度排出するには、熱損失が大きいため、省エネ設備として運転系の制御に無駄をなくすことを目的に、排ガス熱交換器を用いて予熱器に持ってきたりして、熱を効率的に利用することが出来る。

(2)触媒酸化法
 350℃程度の比較的低温の加熱を行い、触媒と接触させて酸化反応を促進し、脱臭するが、有害物質の種類に応じて適当な触媒を選ばなければならない。

(3)直接燃焼法と触媒酸化法の比較

直接燃焼法触媒酸化法
長所①燃焼効率が高く、燃焼にばらつきが少なく、脱臭効率が安定し、管理しやすい。
②構造が簡単でメンテナンスが楽。
③設置面積が小さい。
①低温で脱臭効果が出るので燃料費が安い(直接燃焼法650~720℃、触媒法350℃)。
②低温燃焼なので設備材質が直燃式より有利。
短所①高温であるため燃料費がかさむ。
②高温耐食材を選ぶ必要がある。
③NOxが出やすい。
①触媒毒のための調査実験が必要。
②触媒コストが高いので劣化の時が問題。
③触媒との寿命ともからみ燃料ミストを完全に除去する必要がある。

JISハンドブック 30 塗料 (30;2020)


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