忍者ブログ

塗装技術の門

塗装・塗料をはじめとした内容を掲載したブログです。工業に携わる皆さまの調べものにお役に立ちたいと思っています。

[PR]



×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

JISハンドブック 30 塗料 (30;2020)


にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ にほんブログ村 住まいブログ 塗装・ペンキへ にほんブログ村 環境ブログ 大気・水・土壌環境へ
にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村


コメント

現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。

無機質および有機質ジンクリッチペイント



【問題】
無機質ジンクリッチペイントと有機質ジンクリッチペイントの特徴を、比較しなさい。

【解答例】
1.無機質ジンクリッチペイント
 a)特長
 ・亜鉛粒子の金属接触が確実であり、防食性能が優れ、電気化学的防食機能の持続時間が
  大きい。
 ・電気化学反応によるアルカリ生成で塗膜劣化が起こらず、塗膜の膨れを生じ難い。
 ・耐熱性が良好である。
 b)短所(留意点)
 ・ホワイトメタルブラス処理が必要である。油脂などの汚染にも敏感である。
 ・塗膜硬化には適当な湿度範囲がある。
 ・硬化中の亀裂、気泡の発生を防ぐために過大な膜厚とならぬようにする。
 ・上塗りの吸い込みや気泡発生が起こりやすいので、ミストコートを必要とする場合がある。
  また、ジンクリッチ相互の塗り重ねにも注意が必要である。

2.有機質ジンクリッチペイント
 a)特長
 ・塗料配合の自由度が大きいので、塗膜物性、作業性などを向上させたり、
  硬化方法を選んだり、特性の異なる塗料を作ることが出来る。
 ・無機質と比較して、環境条件、下地処理程度など施工条件の許容度が大きい。
 ・無機質と比較して塗膜の加工性、たわみ性が良い。
 b)短所
 ・電気化学的防食機能の持続時間が比較的短い。
 ・鉄さびの発生は防止しても、塗膜の膨れが発生する場合がある。
 ・耐溶剤性が劣る。
 ・エポキシ系は低温硬化が遅い。

JISハンドブック 30 塗料 (30;2020)


にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ にほんブログ村 住まいブログ 塗装・ペンキへ にほんブログ村 環境ブログ 大気・水・土壌環境へ
にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村


コメント

現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。

広告リンク

ブログ内検索

忍者AdMax

楽天市場

ランキング

ランキング