塗装・塗料をはじめとした内容を掲載したブログです。工業に携わる皆さまの調べものにお役に立ちたいと思っています。
種類 | 炉内圧 | 欠点 |
押込通風 | やや正圧 | 排ガス温度をあまり下げられない。 |
吸引通風 | 負圧 | 排ガス温度をあまり高くできない。 |
平衡通風 | 調節自由 | 設備に費用がかかる。 |
防止対策 | |
低温腐食 | ①硫黄分の少ない燃料を使用する。 ②空気予熱器やエコノマイザー(節炭器)の表面温度を酸露点以上に保つ。 ③空気入口にバッフルを付けて、熱交換器内のガスの流れを一様にする。 ④燃焼ガス内のSO3を吸収あるいは化学的に中和するため、粉末状の酸化マグネ シウム、ドロマイト、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛などを二次空気に混ぜて燃 焼室内に吹き込む、これらは、燃焼ガス中のSO3を吸収、あるいは化学的に中 和する。 ⑤重油に対して約0.06%(質量)のアンモニアあるいは約0.04%の複素環式アミ ンを燃焼ガスに添加すると腐食を少なくすることができる。 ⑥できるだけ理論空気量に近い空気量で完全燃焼させ、排ガス中の酸素濃度を下 げてSO2からSO3になる量を低減すると硫酸の生成量を少なくできる。発電 所のボイラーのような大型のもので実施されている。 |
高温腐食 | ①高温部の過熱器、再熱器の伝熱面の表面温度を下げるよう伝熱面の配置を考慮 する。 ②付着物をできるだけ落とすようスートブロワーを適切に配置する。 ③ドロマイトなどの添加剤の注入により灰の融点上昇を図り、高温部での灰付着 を少なくする。 ④バナジウム、ナトリウムの少ない重油を使用する。 ⑤定期点検などを利用し、スケールの除去を行う。 |
順位 | 燃料 | 順位 | 燃料 |
1 | 天然ガス | 7 | コークス |
2 | LPG | 8 | 亜炭 |
3 | 油ガス | 9 | 低揮発分瀝青炭 |
4 | 石炭ガス | 10 | 重油 |
5 | 灯油 | 11 | 高揮発分瀝青炭 |
6 | 軽質燃料油 | 12 | タール |
燃料 | 特徴 |
ガス燃焼 | ▽気相の炭化水素はすすの生成量が最も少ない。 ▽予混合燃焼では火炎面の温度がかなり高く、ほとんど炭素が生成されない ため、不輝炎になる。 ▽拡散燃焼では拡散炎の酸化速度が空気の拡散によって制限されるため炎の 中に炭素が生成されやすく、すすも発生しやすい。 ▽予混合燃焼でも拡散燃焼でも、過剰空気が10%程度あれば燃焼室内でほと んど完全燃焼できるのですすを発生することはない。 |
油燃焼 | ▽油燃焼はガス燃焼の拡散燃焼に似ていて、空気の拡散速度が大きければ燃 焼後にすすが残ることは少ない。 ▽重油の噴霧燃焼では、油滴が蒸発した後にコークスが残る。これをセノス フェアといい、気相反応によって生成される炭素よりもはるかに大きい。 ▽ボイラーは始動時には燃焼室内の温度が低いのですすが発生しやすい。ま た、燃焼室内で炎が低温の水冷壁に当たって急冷されたり、噴霧油滴が壁面 に付着してすす発生の原因となる。 |
石炭燃焼 | ▽微粉炭燃焼は大型設備に多く、管理が行き届いているのですすはほとんど 発生しない。 ▽ストーカー燃焼の場合、空気比は高いが、可燃物と空気の混合が十分でな いとき、部分的に空気不足のところですすが発生する。 |
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