《自然乾燥》
〈乾燥機構〉
塗料中の溶剤(希釈剤)が蒸発した後、塗膜が硬化する。
〈塗料種類例〉
ラッカーエナメル、塩ビエナメル、塩化ゴム塗料
〈乾燥機構〉
塗料が空気中の酸素を吸収して、これに伴って重合が起こり、塗膜が硬化する。
〈塗料種類例〉
ボイル油
〈乾燥機構〉
塗膜形成主要素(展色剤)と副要素(硬化剤)との間で重合が起こり、硬化して塗膜を形成する。
〈塗料種類例〉
ポリエステル塗料、ポリウレタンエナメル、エポキシ樹脂塗料
〈乾燥機構〉
塗料中の溶剤(希釈剤)が蒸発し、次に主要素が空気中の酸素と化合して酸化し重合硬化する。
〈塗料種類例〉
合成樹脂調合ペイント、さび止めペイント、フタル酸樹脂塗料、フェノール樹脂塗料
〈乾燥機構〉
塗料中の水または溶剤が蒸発して、分散している樹脂粒子が融合造膜する。
〈塗料種類例〉
合成樹脂エマルションペイント、非水(NAD)エマルションペイント
《焼付乾燥》
〈乾燥機構〉
塗料中の溶剤(希釈剤)が蒸発し、次に主要素が重合して乾燥する。
〈塗料種類例〉
焼付フタル酸エナメル、焼付メラミン塗料、エポキシ樹脂塗料