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塗装技術の門

塗装・塗料をはじめとした内容を掲載したブログです。工業に携わる皆さまの調べものにお役に立ちたいと思っています。

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JISハンドブック 30 塗料 (30;2020)


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ハイソリッド塗料の特徴と用途



ハイソリッド塗料は、従来の塗装機器、設備で塗装可能であり、特別の改造を必要としない点において、粉体塗料、水系塗料とは異なっており、その特性を次に列挙します。

 (1)低分子量であり、微粒化に優れています。
 (2)吹きつけ時の固形分が高いので同一塗膜厚にするためには30~40%絞ることができ、塗装回数を少なくすることができます。
 (3)吹きつけ時の使用溶剤量が少なく、塗装費のトータルコストは安くなります。
 (4)加温時の粘度低下が大きく、ホットスプレーには有効です。
 (5)ルミデスク静電塗装機によるハイソリッド塗料の塗装は、微粒化、塗れ肌、つき廻りなどの点で有効です。
 (6)塗膜乾燥性能も従来の塗料と同等です。

 なお塗装作業上の欠点として吹き付け塗装の場合、シンナーによる塗装作業性が加減しにくく、また溶剤の蒸発による粘度増大が少なく、加熱時の粘度低下が大のためタレを生じやすいです。また低分子量化していますので、焼付け温度は一般に高温であり、焼付け不足は塗膜性能の低下が著しいので注意を要します。
 ハイソリッド塗料の用途はメラミンアルキド樹脂塗料や熱硬化性アクリル樹脂塗料が使用されている家電製品、鋼製家具、農機具、自動車、カラートタンなど各方面に、それらに置き換わって使用されつつあります。

JISハンドブック 30 塗料 (30;2020)


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